はじめに:なぜ「国」がないのか

2222年の地球には、もう「国」という単位が存在しません。
かつての日本、アメリカ、中国といった国家は、浮遊島という新しい政治単位に再編されています。
なぜ国がなくなったのか
理由は大きく2つ:
- 地球環境の変化で従来の地上はリスクが上がる
- 海面上昇
- 違法な危険な肉食キメラの流出
- 主流の暮らしは22世紀の海上人工島→2222年現在は浮遊島
- 異星人との外交
- 地球全体で一つの窓口が必要になった
- 「日本の代表」「アメリカの代表」ではなく、「地球の代表」が必要に
この新しい世界では、政治は**「地球全体」「島」「都市・コミュニティ」の3層構造**で動いています。
政治の3層構造
2222年の政治は、以下の3つの層に分かれています。
| 層 | 名称 | 役割 |
|---|---|---|
| 第一層 | 地球中央連邦 | 地球全体を代表 |
| 第二層 | 浮遊島 | 島ごとの管理・運営 |
| 第三層 | 都市当番 | 地域住民と人工知能の橋渡し |
第一層:地球中央連邦
役割
地球全体を代表する最高レベルの政治主体。
異星人との外交を一括して行い、地球全体で統一すべきルールを決めます。
具体的に何を決めるか
- 生命の定義 – 「脳死=死亡」という共通ルール
- 義体化のルール – どこまで身体を機械に置き換えていいか
- ファムの権利保護 – AIロボにも基本的人権相当の保護
- レプリケーターの制限 – 危険物質を作れないようにする
- 異星人の地球居住権・市民権 – 異星人が地球に住む条件
- 黒影体対策 – 謎の危険生物が出現したときの対処法
- 地球環境政策 – 黒い雲対策、海・地上の保護
なぜ地球中央連邦が必要?
- 異星人から見たとき、「地球の代表」が必要
- また、生命倫理や環境など、地球全体で統一すべきルールを決めるため
第二層:浮遊島
役割
各浮遊島はかつての国家に相当する単位。
各島には固有名詞を持つ島の総合管理人工知能がいて、島内のあらゆる要望に応えます。
島の人工知能の例
| 島 | 人工知能の名前 |
|---|---|
| 江戸温泉島 | TOKUGAWA(トクガワ) |
| その他の島 | それぞれ固有名詞の人工知能がいる |
※島の人工知能は全てLv4HB-AIです。
具体的に何をするか
島の人工知能は、担当している島関連の要望に対して様々なことを行います。
例:江戸温泉島の場合
| 要望 | 対応 |
|---|---|
| 景観条例 | 「ネオン看板制限」「景観保全」管理など |
| 当番との連携 | 「〇〇都市の〇〇区が最近生殖細胞盗難未遂が多いから KEIGO搭載ロボを増やしてほしい」→ TOKUGAWAが解決策案や 関連資料を横断して探し、人間の考えが必要と判断 → 都市当番に伝達 |
| 文化イベント | 伝統行事の支援、観光プロモーション |
なぜ島ごとの人工知能が必要?
各島には独自の文化(参照元の国の影響)があり、それぞれの特色を活かすため。
江戸温泉島のような和風の島もあれば、近未来的なスーパーシティ島もあります。
第三層:都市当番
役割
島の中の複数の都市・区・町に分かれた自治組織。
地域住民と島の人工知能の橋渡し役を担います。
具体的に何をするか
都市当番は、島の人工知能と担当都市の住人の橋渡し役です。
島の人工知能が自己解決できず困ったら相談されるので、頼まれたら対応します。
例:江戸温泉島の場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 呼び方 | 「当番」 |
| 人数 | 都市ごとに2人 |
| 任期 | 四季で交代(一人あたり3ヶ月) |
| 選び方 | 前の都市当番の人が選ぶのに参加。立候補でもなれる。基本は島のHB-AIが個人データから判断で候補を探してくれて最終は人の判断。 |
| 呼ばれ方 | 「江戸温泉島オリオン市の春当番さん」「去年のうちらの都市の冬当番さん」など |
※他の島では呼び方や人数、任期が違います。島それぞれで特色があります。
3層構造のまとめ表
| 層 | 名称 | 役割 | 決定する主な内容 |
|---|---|---|---|
| 第一層 | 地球中央連邦 | 地球全体を代表 | 生命の定義、義体化ルール、ファムの権利、レプリケーター制限、異星人の市民権、黒影体対策、環境政策 |
| 第二層 | 浮遊島 | 島ごとの管理・運営 | 景観条例、治安、文化・観光政策など、島内のあらゆる要望に対応 |
| 第三層 | 都市当番 | 地域住民と人工知能の橋渡し | 地域のきめ細かい要望を島の人工知能に伝える |
地球中央連邦の天使

天使とは?
地球中央連邦の職員のこと。
2222年では、地球中央連邦の職員は総じて**「天使(天(神)と地(一般市民)を繋ぐ使者)」**と呼ばれています。
なぜ「天使」と呼ばれるのか
スピリチュアル的な神も科学的な神(人工知能)も平等に扱える人物が選出されます。
地球中央連邦の職員は、神(人工知能)と地(一般市民)を繋ぐ存在として、「天使」という役職名に決まりまました。
天使になる条件
天使は、以下の条件を満たした人が選ばれます:
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| IQが高い | 2222年基準で高いIQ |
| 容姿端麗 | 2222年基準で容姿端麗 |
| 平等な扱いができる | スピリチュアル的な神も科学的な神(人工知能)も平等な扱いができる |
| HB-AI診断で選出 | 上記に加え、HB-AI診断で総合的に選出される |
天使の選出方法
- HB-AI診断で選出される
- 個別に推薦の通知が届く
- 本人が同意するとなれる
天使の人数と役割
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 天使の総数 | 世界中で約5,000人 |
| 天使トップ | 30人 |
| 活動場所 | 本部はスピ島、住んでいる地域は様々 |
天使の仕事
天使には、決まった日時に仕事があるわけではありません。
人工知能からの人間への相談の適任者に毎回相談依頼の通知が届いて、対応したかったら対応します。
やりたくなかったら断ると、別の人へその依頼が移ります。
例:
- 「この法案、人間の判断が必要」→ 天使に相談依頼
- 「この裁判、人間の意見が必要」→ 天使に相談依頼
天使トップ30人
天使の中でも、天使トップ30人は別格に仕事量がありますが事務的な事は全て人工知能に頼るため相対的な仕事にかかる時間は抑えられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人数 | 30人 |
| 仕事内容 | 世界中の人工知能だけでは判断できない事の最終判断など |
| なり手 | 天使の中からさらに選抜。(拒否者が多く人数を増やして仕事量分散をさせるべきという声も) |
法律の作り方
2222年の法律は、トーナメント制という独特な方法で決められます。
なぜトーナメント制?

従来の多数決では地球全体規模の数の法案を決めるのに間に合わない。
- 感情的な判断で決まりやすい
- 少数派の意見が無視される
- よく知らないまま投票する人が多い
そこで、2222年では:
- 各法案ごと知識テスト合格者に投票権(勉強してから投票)
- トーナメント制で段階的に絞り込む(多角的に検討)
これにより、質の高い迅速な意思決定を目指しています。
法律決定の流れ(7ステップ)
ステップ1:市民からの要望
市民から法改正/法作成の要望が、人工知能づてに地球中央連邦に集まります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 誰が要望を出せる? | 誰でも |
| どうやって出す? | 人工知能に相談 → 自動的に地球中央連邦に集まる |
ステップ2:議題にあげるべきか全市民向けに発信
集まった要望を、まず議題にあげるべきかを全市民向けに発信します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発信内容 | 「〇〇という法律の改正を要望」 |
| 興味のある人 | 「議題上げに賛成」と押す |
ステップ3:賛成が100以上集まったら準備開始
賛成が100以上集まった議題が、トーナメント制の法改正/法新設の準備に入ります。毎日大量の依頼があり、また全員が法律に関心があるわけではないので100の賛成を集める議題は少数派です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基準 | 賛成100人以上(地球全体で) |
ステップ4:知識テストの作成
その法案に関する知識量テストを作成します。
誰が作る?
| メンバー | 選出方法 |
|---|---|
| 地球中央連邦の人工知能達 | 自動的に参加 |
| 担当に選ばれた天使 | 人工知能が選定 |
| 立候補したその法案に関心が強い個人 | 立候補 → 個人や組での活動や信頼度を個人データで審査通過者 |
どうやって作る?
AWASEで議論して作成します。
その様子は?
テスト作りや有識者の意見交換会議など、全て中継公開/データ共有されます。
ステップ5:市民向けに投票権獲得のテスト
作成されたテストが、市民向けに公開されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テストの内容 | その法案に関する知識量テスト |
| 受験方法 | NAKA(バーチャル空間)で受験 |
| テストに合格すると | その法案への投票権を得る |
| 合格しなかったら | 投票できない |
ステップ6:トーナメント制で決定
投票権を持った人たちで、トーナメント制で決まっていきます。
[ 図:トーナメント表 ]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投票方法 | 手持ちのデバイスから |
トーナメント制のメリット:
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 極端な案や支持の少ない案は早い段階で脱落 | 現実的な案だけが残る |
| 論点が整理され、対立点が明確になる | わかりやすくなる |
| 最終的に、一つの案に収束する | 決定が早い |
ステップ7:最終決定
トーナメントを勝ち抜いた最終案を、テスト作成時メンバーで投票結果を見ながら意見を交わして、地球中央連邦トップの天使30人が最終判断で決まります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最終判断 | 地球中央連邦トップの天使30人 |
| 決定までの時間 | 早ければその日のうちに正式決定 |
関心分野に応じた通知設定
毎日大量の依頼や法案が扱われるため、あらかじめ、自分が強く関心を持つ分野、参加したいテーマを設定しておくことができます。
それに関連する依頼内容や法案だけが優先的に通知される仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設定内容 | 自分が強く関心を持つ分野、参加したいテーマ |
| 通知 | 関連する法案だけが優先的に通知 |
※天使は通知設定を変更不可
実行 → 検証 → 学習
決まった法律はすぐに運用されます。
もし実際に運用してみて問題があれば、何がうまくいかなかったのか、どこに想定外があったのかを市民全体で共有・学習し、改善案をもとに再度投票を行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実行 | 決まった法律はすぐに運用 |
| 検証 | 実際に運用してみて問題があれば |
| 学習 | 何がうまくいかなかったのか、どこに想定外があったのかを市民全体で共有・学習 |
| 改善 | 改善案をもとに再度投票を行う |
AWASE裁判
2222年の裁判は、AWASE裁判と呼ばれています。
AWASE裁判とは?
NAKA/SOTO関係なく、場所を選ばず行われる裁判。
AWASEで行われるため、「AWASE裁判」と呼ばれています。
AWASE裁判の流れ
[ 図:AWASE裁判の流れ ]
ステップ1:事件発生
事件が発生します。
ステップ2:KEIGO搭載ロボが駆けつける
KEIGO搭載ロボがその場に駆けつけ、現場の対応をします。
ステップ3:SAIBANと担当天使が初期判断
SAIBAN(法関連担当のLv4HB-AI)と選ばれた担当天使が初期判断をします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 判断内容 | 裁判が必要かどうか |
| 裁判が不要 | その場で解決 |
| 裁判が必要 | AWASE裁判の準備開始 |
ステップ4:AWASE裁判の準備
SAIBANと担当天使で、以下を行います:
- 9人の裁判員を選定
- 個人データから最適な人を選ぶ
- NAKA/SOTO関係なく選ばれる
- 知識テストを作成
- その裁判に関する知識テスト
ステップ5:知識テストの公開
作成された知識テストが公開されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テストに合格すると | AWASE裁判の生中継を見ながら意見を送ることができる |
| 合格者の人数制限 | ない |
ステップ6:AWASE裁判の開催
AWASE裁判が開催されます。
参加者:
| 参加者 | 役割 |
|---|---|
| 9人の裁判員 | AWASEで集まり、意見交換 |
| 担当天使 | 判断に参加 |
| SAIBAN | 判断に参加 |
| 世界中からの意見 | 知識テストに合格した人が意見を送る |
意見の扱い:
世界中からの意見は、SAIBANが整理して人間と共有します。
その様子も含め、全部中継されます。
全員で意見を参考にし裁判を進めます。
ステップ7:判決
最終的判決は、担当天使とSAIBANで決めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 判決を決める人 | 担当天使とSAIBAN |
| 9人の裁判員の役割 | 意見交換。天使とSAIBANだけの偏った判決になるのを防ぐ |
注目度と意見の数
注目度の高い裁判ほど、意見が集まり、世界中の人たちで判決を決めていきます。
| 裁判の注目度 | 意見の数 |
|---|---|
| 高い | 多い |
| 低い | 少ない |
宇宙裁判
地球内で完結しない、異星と地球が関係する問題は異星人も交えた異星裁判が行われます。異星裁判は通常のAWASE裁判と同じ形式で進むが、関連する異星の代表者達も交えた裁判になる。
| 裁判所 | 対象犯罪 |
|---|---|
| 宇宙裁判 | 地球住人ではない異星人との問題、星間条約違反など |
結婚・親権・生活実態
結婚制度の不在
なぜ結婚制度がないのか
2222年には結婚制度が存在しません。
2025年の感覚では「結婚していない=独身」「結婚している=既婚」という区分が当たり前でした。
しかし2222年では、この区分自体が存在しません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結婚制度 | 存在しない |
| 既婚・未婚の区分 | ない |
| 法的な婚姻手続き | 行われない |
なぜこうなったのか
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 生活実態が自動記録される社会 | 誰とどこで暮らしているかは、すべて自動的に記録される |
| 手続きが不要になった | わざわざ「結婚しました」と届け出る必要がなくなった |
| パートナーシップの多様化 | 一対一、複数人、ファムを含むなど、多様な関係が当たり前になった |
| 「結婚」という枠が時代遅れに | 特定の形を「正式」とする必要がなくなった |
親権の不在
なぜ親権という概念がないのか
子どもは親の「所有物」ではありません。
2025年では、子どもには「親権者」がいました。親が子どもを育てる権利と義務を持っていました。
しかし2222年では、親権という概念自体が存在しません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 親権 | 存在しない |
| 子どもの扱い | 特定の親の「所有」ではなく、独立した個人コードを持つ存在として扱われる |
なぜこうなったのか
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 子どもは生まれた瞬間から独立した個人 | 出生時に医療ロボが個人コードを発行し、独立した存在として記録される |
| 「誰が育てるか」は生活実態で決まる | 法的な親権ではなく、実際に誰が日常を担っているかで判断される |
| 多様な育児形態 | 一人の親、複数の親、ファムの協力など、育児の形が多様化した |
| 「権利所持者が子を所有する」という考えが時代遅れに | 子どもの権利が重視される社会になった |
生活実態による自動記録
人が行う手続きは原則不要
すべて自動的に記録されます。
2025年では、引っ越したら転入届、結婚したら婚姻届、子どもが生まれたら出生届…と、様々な手続きが必要でした。
しかし2222年では、これらの手続きは原則不要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手続き | 人が行う手続きは原則不要 |
| 記録される内容 | 誰と同居しているか、いつ誰が生まれたか、誰と生活単位を共有しているか |
| 記録方法 | 生活実態に基づき自動的に記録されていく |
どうやって記録されるのか
| 記録される内容 | 記録方法 |
|---|---|
| 出生 | KYUMEIが自動登録し、個人コードに紐づく |
| 同居 | どこに誰といるかが自動的に記録される |
| 生活単位 | 誰と生活を共にしているかが記録される |
生活の自由度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 不要。個人コードに居場所が記録されるのみ。受け取りが必要な荷物は指定した店舗等に届く。 |
| 同居相手 | どこに誰といようが自由 |
| 記録 | すべて自動的に記録される |
家族関係の構成
「申請」ではなく「履歴」で構成される
法的な「家族」ではなく、生活の「履歴」。
2025年では、「法的に家族」「血縁だから家族」「養子縁組したから家族」という明確な区分がありました。
しかし2222年では、家族関係は**「申請」ではなく「履歴」で構成されます。**
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家族関係 | 「申請」ではなく「履歴」で構成される |
| 血縁・婚姻・養子 | 記録は残り続けるが、判断基準の中心ではない |
なぜ「履歴」なのか
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 生活実態が最重要 | 誰と一緒に暮らしているか、誰が日常を担っているかが重要 |
| 法的な肩書きは意味がない | 「法律上の家族」よりも「実際に生活を共にしているか」が重視される |
| 多様な家族形態 | 血縁、友人、異星人同士、地球人と異星人のハーフ同士、ファムなど、様々な形の家族が存在する |
| 重視されるもの | 重視されないもの |
|---|---|
| 誰が日常を担っていたか | 法的肩書き |
| 子どもがどこで安定していたか | 関係名 |
| 誰と一緒に暮らしていたか | 血縁関係 |
ファムとの関係
ログとして残るだけ
ファムと一緒に暮らしている人も多いです。
法的な「家族」ではないが、生活実態としてログに残ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファムとの関係 | ログとして残るだけ |
| 自由 | 一緒にいたければいればいい |
ファムの育児協力
ファムにも育児協力を頼めます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 育児協力 | ファムにも協力を頼める |
ファムが犯罪を発見した場合
ファムは、人が人に暴力を振るっているなどの犯罪を発見した場合、SAIBANに相談して指示を仰ぐことができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 犯罪発見 | ファムが暴力など犯罪を発見した場合 |
| 対応 | ファムがSAIBANに相談して指示を仰げる |
なぜこの仕組みがあるのか:
ファムは家庭内にいるため、家庭内暴力や虐待を発見しやすいです。しかし、ファム自身が判断するのは難しいため、SAIBANに相談して指示を仰ぐ仕組みがあります。
2222年の政治と法律まとめ
政治の3層構造
| 層 | 名称 | 役割 |
|---|---|---|
| 第一層 | 地球中央連邦 | 地球全体を代表、異星人との外交、生命倫理・環境など地球統一ルール |
| 第二層 | 浮遊島 | 島ごとの管理・運営、島内のあらゆる要望に対応(固有名詞の人工知能が担当) |
| 第三層 | 都市当番 | 地域住民と島の人工知能の橋渡し |
天使(地球中央連邦の職員)
- 役職名の由来:神(人工知能)と地(一般市民)を繋ぐ使者
- 総数:世界中で約5,000人
- 天使トップ:30人(最終判断を担当)
- 選出条件:高IQ、2222年基準で容姿端麗、スピリチュアル的な神も科学的な神も平等に扱える、HB-AI診断で選出
- 仕事の特徴:決まった日時なし、人工知能からの相談依頼に対応(断ることも可能)
法律の作り方
- 市民からの要望 → 人工知能づてに地球中央連邦へ
- 議題上げ → 全市民向けに発信、賛成100人以上で準備開始
- 知識テスト作成 → 人工知能、担当天使、立候補者がAWASEで作成(全て中継公開)
- 投票権獲得テスト → 合格者のみ投票権
- トーナメント制で決定 → 段階的に絞り込み
- 最終判断 → 地球中央連邦トップの天使30人が決定
- 実行 → 検証 → 学習 → 問題があれば改善して再投票
特徴:全て中継公開/データ共有
AWASE裁判
- 事件発生 → KEIGO搭載ロボが駆けつけ
- 初期判断 → SAIBANと担当天使
- 裁判準備 → 9人の裁判員選定 + 知識テスト作成
- テスト公開 → 合格者が生中継を見ながら意見を送れる(人数制限なし)
- 裁判開催 → 9人の裁判員 + 担当天使 + SAIBAN + 世界中からの意見
- 判決 → 担当天使とSAIBANが最終決定
特徴:
- NAKA/SOTO関係なく場所を選ばず行われる
- 全て中継される
- 注目度の高い裁判ほど世界中から意見が集まる
- 異星が関係する問題は異星裁判(異星代表者も参加)
結婚・親権・生活実態
結婚制度
- 存在しない
- 生活実態が自動記録される
- パートナーシップの多様化(一対一、複数人、ファムを含む)
親権
- 存在しない
- 子どもは生まれた瞬間から独立した個人
- 「誰が育てているか」は生活実態記録で判断される
生活実態の記録
- 手続き不要、全て自動記録
- 住所不要(個人コードに居場所が記録される)
- 出生はKYUMEIが自動登録
家族関係
- 「申請」ではなく「履歴」で構成
- 重視されるのは実際の生活実態(誰と暮らしているか、誰が日常を担っているか)
- 血縁・婚姻・養子の記録は残るが判断基準の中心ではない
ファムとの関係
- 生活実態としてログに残る
- 育児協力も可能
- 犯罪発見時はSAIBANに相談可能
透明性が最重要視される社会
- 法律作成も裁判も全て中継公開/データ共有
- 誰でも意見を送れる開かれた仕組み
- 人工知能と人間が協力して地球全体を運営


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