□2222年の移動手段と物流とZIKOZERO

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【対象明示】この記事は、浮遊島(空島人)を主語とした説明です。地上(地上人)については、本記事では扱いません。

はじめに:道路も駐車場もない世界

2222年の都市部には、道路も駐車場もほとんどありません。

項目2020年代2222年
道路必須ほとんどない(歩行者用のみ)
駐車場必須ほとんどない(部屋を空中に停める)
移動方法地面を走る浮遊するか、地面を移動

人の移動手段

日常のあらゆる乗り物は人工知能による自動移動がほとんどです。

人間が操作する乗り物は一部のマニアの趣味で、安全上の理由から主にマニア向けの専用エリアのみで使用されています。

徒歩

2222年でも、徒歩は最も基本的な移動手段です。


遠隔レンタルロボ

身体は家、意識だけ移動

世界各地に遠隔レンタルロボサービスがあります。

項目内容
サービス内容世界各地に遠隔レンタルロボサービスがある
ロボのサイズや形状島ごとのルール内で多種多様
メリット家にいながら世界中のいろんな場所に遠隔で行ける

使い方:

  1. 遠隔レンタルロボサービスでロボを予約
  2. 自宅にいながら、ロボを通じて遠隔地を体験

どんな時に使うのか?

  • 遠隔地の観光
  • 遠隔地のイベント参加
  • 遠隔地の買い物
  • 遠隔地の友人との交流

NAKA中の外部交流にも使用

NAKAにログインしたまま外部の人と物理的に交流する用途でも使われます。

※NAKAについては「2222年のNAKAとSOTO」の記事を参照してください。


球体タイヤ式

浮遊が苦手な人向け

球体型のタイヤで移動します。あらゆる方向に移動できるため、方向転換が簡単です。

選ぶ理由:

  • 浮遊部屋用の磁気が体に合わない
  • 浮遊に対する恐怖心がある
  • シンプルな構造で小型化可能

蛸足型

悪路・水陸両用

複数の足で地面を掴んで移動します。

でこぼこ道や段差も柔軟に対応可能です。壁があるところなら縦移動も可能です。

足ごとに小型人工知能が入り連携

各足が独立して動作し、足同士が連携して最適な移動を実現します。

選ぶ理由:

  • 浮遊部屋用の磁気が体に合わない
  • 浮遊に対する恐怖心がある
  • 悪路や水陸両用の移動が必要
  • 地域によっては浮遊タイプの方が利用者が少ない

浮遊移動

磁気系、地上インフラ不要でどこでも浮く

磁気浮上技術で浮遊します。審査に通れば形状自由(部屋から小型まで)です。

基本は地面から約20cm浮いた状態で移動

高所からの落下リスクに備えて低い位置で移動します。

浮遊タイプと言っても、常に頭上など高い位置で高速で飛び回っているわけではありません。基本的には地面から約20cm浮いた状態で移動します。

移動の様子説明
横の移動地面から約20cm浮いた状態
縦の移動目的地が高層階なら、建物に着いてから上昇

例:1000階タワーの800階に行く場合

  1. 横の移動:地面から約20cm浮いた状態で移動
  2. タワーの下に到着
  3. 縦の移動:上に向かって800階まで移動

部屋ごと移動

住居の部屋が丸ごと移動したり、移動用カプセル型の部屋に入って目的地まで直接移動します。

部屋ごと移動の種類説明
住居の部屋自宅の部屋が丸ごと移動
移動用カプセル型の部屋移動専用のカプセル型の部屋

移動式の部屋の仕組み

移動式の部屋は、磁気浮上・反重力フィールドなどの技術で浮いて移動します。

項目内容
原理磁気浮上・反重力フィールド
操作基本的に全て人工知能。指示は音声・ジェスチャー・脳波
自動目的地を指定すれば、ZIKOZEROが最適ルートを計算し、自動で移動する

浮遊部屋のルール

島ごとに最大サイズなど細かなルールは異なります。形状審査に通れば、どのような形状でも利用可能です。

その他の浮遊移動

個人用の小型浮遊機やレンタル浮遊移動ホテルなど、島ごとのルール内で認められた乗り物があります。

島を購入し島ごと移動する方もいます。購入には厳しい審査がありますが、小さな浮遊島を購入し島ごと移動する方もいます。島は海上の決められたエリアでのみ移動が許可されています。

磁気が苦手な人も多い

浮遊タイプの乗り物は、磁気浮上技術を使っています。そのため、目に見えない強力な磁気が乗り物の側面を包み込みます。

磁気による体調不良を訴える人も一定数います。そのため、磁気浮遊の乗り物が苦手な人が多い地域も存在します。


物の移動手段(物流)

2222年、物流は基本的に浮遊タイプです。

荷物自体に浮遊装置、個々が目的地へ直接飛ぶ

荷物に磁気装置を取り付けることで、荷物自身が目的地まで浮遊して移動します。

項目内容
物流基本は浮遊タイプ
仕組み荷物に磁気装置を取り付けて自走
管理ZIKOZEROが最適ルートを計算

大きなモノを運ぶ場合は、磁気装置を取り付けて人工知能が目的地まで飛ばして運びます。

海上物流

大きなコンテも船に集約せずコンテナ自体に浮遊装置を付けてコンテナが飛びます。船や飛行機は不要です。


浮遊タイプの様々なロボが運ぶ事も

浮遊タイプの様々なロボが用途によって選ばれて使われる地域もあります。

どんな時に使うのか?

  • 小さなモノを運ぶ時
  • 壊れやすいモノを運ぶ時
  • 複数のモノを同時に運ぶ時

漁業は浮遊ロボが連携して行う

漁業は浮遊ロボが連携して行います。人は基本行かないで必要があれば遠隔操作します。

現代型の漁船ではなく、浮遊・潜水ロボが連携して、必要な種類を必要な量だけ採ります。


配送システム

配送は高度に自律化・低コスト化しています。

低コスト配送

浮遊移動のため、配送コストが低く抑えられています。

注文から半日待たずに届く

浮遊移動により、注文から半日待たずに届くことが一般的です。近くの店舗のものであれば注文から5分以内で届く事も。

ただし距離の制約は残ります。


高度別の「道」区分と制限速度

上道・中道・下道の3層構造

2222年の交通システムでは、移動する高さによって「上道(うわみち)」「中道(なかみち)」「下道(したみち)」の3層に区分されています。

物理的な道路は存在しませんが、空間上のルートを「道」と呼ぶのは、この時代では自然なことです。

道の種類高度利用者
上道高高度医療車両や物流など認可を受けた機体のみ
中道建物上空付近一般向けの中距離移動ルート
下道地表から約20cm最も生活圏に近い層

地域によって異なる制限速度

制限速度は地域の特性によって大きく異なります。

NAKA生活が主流で現実の移動者が少ない地域と、人々が活発に行き交う地域では、以下のような差があります。

高度歩行者が少ない地域(例)歩行者が多い地域(例)
上道300km/h160km/h
中道120km/h60km/h
下道30km/h10km/h

※NAKAについては「2222年のNAKAとSOTO」の記事を参照してください。

歩行者が多い地域の下道は常時徐行に近い速度であり、急ぐ場合は中道へ上がるのが、この時代の常識となっています。


ZIKOZERO(ジコゼロ):交通を管理する人工知能

地球中央連邦のLv4 HB-AI

2222年の交通を管理しているのが、**ZIKOZERO(ジコゼロ)**です。

地球中央連邦が管理するLv4 HB-AIで、「事故0(ゼロ)」という目標から名付けられました。

項目内容
名前ZIKOZERO(ジコゼロ)
レベルLv4 HB-AI
管理地球中央連邦
由来事故0(ゼロ)から命名

※HB-AIについては「2222年の人工知能」の記事を参照してください。


ZIKOZEROの役割

ZIKOZEROは、主要通路の交通をまとめて把握しています。

役割内容
交通管理主要通路の全ての移動手段を把握
ルート計算最適な移動ルートを自動計算
事故防止衝突を事前に予測して回避

ZIKOZEROが最適ルートを計算し、衝突を防いでいるため、交通事故はほとんど発生しません。


ZIKOZERO管轄外の乗り物

ただし、ZIKOZERO管轄外で動作する乗り物もあります。

管轄操作
ZIKOZERO管轄内ZIKOZEROが管理
ZIKOZERO管轄外個々の人工知能が操作、またはアナログな乗り物は人間が操作

主要通路以外では、個々の乗り物に搭載された人工知能が操作します。

また、アナログな乗り物(人間が手動で操作する乗り物)も存在します。


利用制限

年齢制限はない

2222年の乗り物には、年齢制限はありません。


付添人が必要な人

ただし、個人コード情報に「付添人が必要」と登録されている人は、人かファムの同行が必要です。

項目内容
年齢制限なし
付添人が必要な人個人コード情報に登録されている
同行者人かファム

※個人コードについては「2222年の政治と法律」の記事を参照してください。

※ファムについては「2222年のファム(家庭内ロボ)」の記事を参照してください。


消えた・制限されたもの

軌道・チューブ系

物理的に空間を占有するため廃止されました。


騎乗動物

動物保護の観点から法律で使用不可となりました。


身体拡張系

法律で制限されており、一般人は日常使用不可です。使える人・場所が法律で限られています。


人間が操作する乗り物

安全上の理由から主にマニア向けの専用エリアのみで使用されています。


生体転送の技術未達について

2100年代に開発された生体転送技術

2100年代、人間を「転送」する技術が開発されました。

人体をデータとして分解し、別の場所で再構成する生体テレポート技術です。


致命的な問題

問題内容
同一性の問題転送後の人間が本当に同一人物か証明できない
人格変化転送エラーにより人格や性格が変化する可能性
倫理問題実質的に元の身体を死亡させ、コピーを生成しているという倫理問題
技術的限界脳と生殖器の完全再現が難関

結論

これらの問題により、生体転送は実用化が見送られました。

項目内容
定義以降、人は「分解して送れない存在」として定義
法律生命の生体転送(テレポート)は原則禁止
移動手段生命の移動は物理的手段のみに限定

現在は廃止のファム転送サービスについて

かつて存在したサービス

かつて、ファムの転送サービスが存在しました。

項目内容
仕組みファムの思考・制御データを暗号化して転送可能
利用方法遠隔地のファム用共有ボディに接続して行動
メリット遠隔地の用事代行を頼めるなど

廃止の理由

ファムの転送サービスは、ファムの乗っ取り事件が各地で多発したことをきっかけに廃止されました。


現在のファムのセキュリティ

現在、ファム内のデータは緊急以外は外部から簡単に侵入できないように保護されています。


まとめ

人の主な移動手段(5つ)

  • 徒歩
  • 遠隔レンタルロボ – 身体は家、意識だけ移動。NAKA中の外部交流にも使用
  • 球体タイヤ式 – 浮遊が苦手な人向け
  • 蛸足型 – 悪路・水陸両用。足ごとに小型人工知能が入り連携
  • 浮遊移動 – 磁気系、地上インフラ不要でどこでも浮く。審査に通れば形状自由(部屋から小型まで)

物の移動手段

  • 荷物自体に浮遊装置、個々が目的地へ直接飛ぶ
  • 漁業は浮遊ロボが連携して行う、人は基本行かないで必要があれば遠隔操作
  • 配送は高度に自律化・低コスト化、注文から半日待たずに届く

高度別の道区分と制限速度

  • 上道・中道・下道の3層構造
  • 地域によって制限速度が異なる
  • 歩行者が多い地域の下道は常時徐行に近い速度

ZIKOZEROが交通管理

  • 地球中央連邦のLv4 HB-AI「ZIKOZERO」が、主要通路の交通を管理
  • 事故0(ゼロ)を目指して、最適ルートを計算し、衝突を防ぐ

レンタルの選択肢

  • 浮遊タイプも地面移動タイプも、どちらもレンタルの選択肢がある
  • そのため、駐車場は不要

消えた・制限されたもの

  • 軌道・チューブ系 – 物理的に空間を占有するため廃止
  • 騎乗動物 – 動物保護の観点から法律で使用不可
  • 身体拡張系 – 法律で制限、一般人は日常使用不可
  • 人間が操作する乗り物 – 安全上の理由から主にマニア向けの専用エリアのみ

生体転送(テレポート)は技術が未達

  • 2100年代に開発された生体転送技術は、致命的な問題により実用化が見送られた
  • 人は「分解して送れない存在」として定義
  • 生命の移動は物理的手段のみに限定

ファムの転送サービスは廃止

  • かつてファムの転送サービスが存在したが、ファムの乗っ取り事件が各地で多発したことをきっかけに廃止
  • 現在、ファム内のデータは緊急以外は外部から簡単に侵入できないように保護

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